namitoriの日記

60過ぎたサーファーの独り言

スキンケアーおじさんがニベアメンにハマる理由は

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近頃、若い男性の中には化粧品を持ち歩く「化粧ポーチ男子」がいるそうだが、実は、美容に関心を寄せるのは若年層だけではない。なんと今、「スキンケアおじさん」も急増中らしいのである。

30代以上がハマる「男性用ニベア」の裏側 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース引用

 

 

スキンケアーおじさんの肌事情

中高年がスキンケアを始めるようになった背景には髭剃り事情が関係していると言われています。

男性化粧品事情では1970年頃までは、髭剃りは剃刀が支流だった。(T字型剃刀も含め)

そのため皮膚あれ防止にアフターシェーブローションが良く使われていて、男子が保湿クリームなどに関心がなかったのです。

 

どうしても剃刀だと、皮膚を傷つけてしまいます。これにシェーブローションをつけますと痛い位にピリピリしました。(これが殺菌作用に効くと思っていた)(笑)

 

2000年頃からやっと洗顔、パック、シートなどが登場しスキンケア商品も増えて行ったのです。

この背景には、この間に電気シェーバーの開発が進み、髭剃りによる出血や炎症から解放される男性が増加したそうなのだ。

 

傷だらけではスキンケアどころではないが、肌の負担がグンと減ったことで、美肌へのニーズが拡大したのではないかとみられているのが現代のおじさん肌事情なのです。

 

そしてもうひとつ影響しているのが、「他人の目」。「男性も職場で身だしなみを見られる時代となり、特に管理職などは外見を意識し始めている」。

 

また、「女性の目」も背中を押すようで、妻や彼女、娘など、身近な女性に勧められてスキンケアデビューする男性も少なくないそうだ。

 

今の中高年はちょっと前に比べるとファション誌(レオン)などに見られるように、ちょい悪オヤジなるおしゃれ言葉が流行ったように流行に敏感になってきた。

 

服装が気になる次は、年々衰えていくお肌が気になるものである。

加齢と共に気になるのがお肌の乾燥である。これもスキンケアにハマる要因であろう。

 

 

年齢と肌水分量の関係

男性の肌水分量は女性の水分量よりも非常に少ない傾向にあることが分かりました。

男性12名の頬の水分量の平均値は65.8(単位μs)で、水分量が少なく肌が非常に乾燥していました(図1)。

ちなみに、同時期に計測した冬に乾燥が気になる女性20名(平均40.6歳)の結果は平均値165(μs)でした。肌が潤っている女性の同部位の水分量は300(μs)前後はあります。

男性の肌がいかに女性の肌よりも乾燥しているのかが分かりました。

年齢と肌水分量の関係・部位:頬

男性の肌は、女性よりも乾燥しているの? | 美容・健康科学研究室 | エフシージー総合研究所

引用

 

「男性の肌は極端な乾燥状態にある」

全般的に男性の肌は、皮脂が女性よりも多いものの、極端な乾燥状態にあることが分かりました。

男性の肌データでは、肌水分量とキメ係数、水分蒸散量ではそれぞれ相関係数-0.613、-0.619と負の相関があり、「肌の水分が少ないほど、キメが乱れていて肌の荒れがひどい」ということが分かりました。

「男性は日頃からあまりスキンケアをしないのでは...」

皮脂は自らの肌を守るバリア機能の成分として働きます。男性は皮脂が多く、肌が脂っぽく感じるために、肌が乾燥して肌荒れしていると自覚せず、ついつい「そのままでも大丈夫」と思うのかもしれません。また、男性の場合は「男だからスキンケアの必要はない」と思う人も多いのではないのでしょうか。

2004年の調査で、男性はシェービングで肌がダメージを大きく受けることが分かっています。シェービング後には、水分蒸散量(TEWL)の値は大きく上昇していました。シェービング後にスキンケアをしないと、確実に肌荒れにつながってしまいます。

「男性にもスキンケアが必要です」

男性は女性以上に毎日のスキンケアが必要です。シェービング後や、外出をするときには、保湿ローションや、場合によってはクリームなども補足してスキンケアをしましょう。
 肌がきれいなことは、見た目の年齢を若くして好印象を与えます。そのためには、毎日、スキンケアをする習慣を身につけて欲しいものです。

(2010.07.16 美容・健康科学研究室

男性の肌は、女性よりも乾燥しているの? | 美容・健康科学研究室 | エフシージー総合研究所引用

 

 

 

 

ニベアメンにハマるおじさん

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ニベアメン - NIVEA参照

 

なぜ今「ニベアメン」が支持されているのか。ひとつは、「肌へのやさしさ」だろう。

 従来の男性用化粧品は、アルコールやメントールが強いスッキリした使用感のものが多かったが、これらの成分は、敏感肌にはヒリヒリと刺激になる場合もある。

そんな中、ニベアメンは、より多くの人が安心して使えるよう設計されている。フェイスケア9商品のうち、アルコール入りは皮脂悩み向けの一商品のみ。さらに新商品の「アクティブエイジ」3商品は、無香料だ。

 

剃刀まけをしている時はアルコールの強いアフターシェーブローションなどは肌がピリピリする。

その点ニベアマンは使用後しっとりとして尚且つベタつきがないのである。

 

これまで男性はケアの仕方以前に問題があるようだ。「女性のように化粧品カウンターでカウンセリングを受ける機会もないので、男性は肌がどのような状態にあるかわかっていない」そうなのである。

 でも、何らかの悩みは持っているという。皆様も20代頃までは若さゆえの皮脂悩みが中心だったと思うが、30代頃からはさらに「乾燥」や「かみそり負け」、40代頃からは「ハリや弾力」などの悩みも出てくるのが一般的なようだ。

ニベアメンは、こうした肌悩み別に商品を展開しており、パッケージも悩みの文言が目立つようデザイン。「髭剃り後の乾燥がずっと気になっているけど、何をどう選んでいいのかわからない」おそらくこうした男性が多いこともあり、悩み訴求型で選びやすいニベアメンは売り上げを伸ばしているのだろう。

 

ニベアというブランド力

今、中高年に人気があるニベアマンだが、もともと培われてきたブランド力にも関係があると思う。

ニベアは、ドイツの化粧品メーカー・バイヤスドルフ社(以下、BDF)のブランド。現在200カ国以上で販売されており、日本では、同社と花王合弁会社であるニベア花王が日本の消費者ニーズに合わせて開発を行っている。

 

誰でもが知っているあの青い缶の入れ物で、ママが子どもに塗ってあげているCMが印象的だが、実際、昔お母さんに塗ってもらっていたという人も多いのではないだろうか。

 

ニベアは、単にクリームを売っているわけではない。肌を守る、大切な人を守るという世界観を次世代に繋いできた。といった安心感がわれわれスキンケアおじさんに響き幼い頃からの親しみに加え、このようなニベアの評判を身近な女性から聞き、ニベアメンを手に取る男性も少なくないはずだ。

30代以上がハマる「男性用ニベア」の裏側 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース引用

 

 

 

 

 

スキンケア(ニベアメン)市場

 ニベアメンは、現在60カ国で取り扱いがあり、グローバルでも男性用化粧品シェアナンバーワンだという(ユーロモニター2014年1月~12月 男性用化粧水、乳液などのフェイスケア市場にて)。最も売れているのはおひざ元のドイツだが、日本もトップ10に入っているそうだ。

 

 今、売れ行きがよいためドラッグストアでの販売スペースが拡大中。これによりテスター設置が増え、さらに店頭での売上が伸びるという好循環が生まれている。また、アマゾンの「花王ストア」での販売も好調だ。「奥さんに内緒で使っている男性も。店頭で買うのは恥ずかしいという人がネットで買っているのかもしれない」と、松倉さんは笑う。

 「男性のスキンケア化粧品の使用率は約50%ですが、朝晩2回使う人や季節で使い分ける人もまだほとんどいない。何らかの肌悩みを抱えているものの、実際に何か対策をしている人もわずかなので、まだまだポテンシャルの高い市場です」と、同社マーケティング部シニアマーケターの林勝さんは分析する。

 同じくドラッグストア系の30代以上向け男性化粧品には、マンダムの「ルシード」や大塚製薬の「ウル・オス」があるが、意外にも資生堂が近年、このジャンルを強化しておらず競合はまだ少ない。他社の動向を含め、今後も目が離せない市場である。

 そういえば、毎晩お風呂上りに勝手にニベアクリームのフタを開け、「いいニオイ~」とウットリしながら全身に塗りたくる3歳の息子。母としては、既に「スキンケア男子」の兆候を見せる彼の動向からも目が離せない。

30代以上がハマる「男性用ニベア」の裏側 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース引用

 

 

まとめ

生理機能的には男女共に違いはありますが、人間の身体全身には皮膚がおおわれているのは男性も女性もおんなじです。

今まで男性はスキンケアに興味はあっても何から手をつけていいものやら分からなかったのだと思います。

それを、今の社会が求めている自己管理能力の一端として見た目重視の考えからしても

肌を整えきれいな素顔で人と対面するという事の重要さを改めて感じる現在社会だと思います。

 

需要と供給の中で今まさにスキンケアおじさんがぞくぞくと誕生しているのです。

メイクはしてもらいたくはないですね(笑)

 

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